予防歯科でよくある質問や疑問を初心者にもわかりやすく解説
プラークとはなんですか?
プラークは歯垢のことで、英語で「plaque」と書きます。斑点や隆起した塊という意味でもあり、白く黄色味のある固まった姿がまさに塊のようです。プラークは数億種類の細菌の温床となっていて、中にはミュータンス菌と呼ばれる恐ろしい細菌がいます。
ミュータンス菌は血液中にある血小板を破壊する影響を持ち、神経からの感染によって脳や神経系統で出血を起こす重大なリスクがあります。大きな病気にかかる前に、歯磨きの徹底と虫歯予防に努めましょう。
歯ブラシはどういったものを選べばいいですか?
歯茎が弱い人は毛先が柔らかく、歯肉や歯茎を傷つけにくいものを選びましょう。柔らかい歯ブラシは洗浄力が落ちるので、毛の密集しているタイプが良いでしょう。歯ブラシは力の入れ方によって、歯の表面や歯肉を傷つける場合があります。
適度に力が入るグリップが握りやすいもの探し、手に取ってフィットするものを選びましょう。歯ブラシは柄の部分が長いほうがしっかり奥まで届きますが、体格によっては長すぎるなどの不都合があるので自分の腕の長さを見て選ぶのがおすすめです。
歯ブラシ後のうがいは少ないほうがいいと言われるのはなぜですか?
歯磨き粉に含まれるフッ素が歯の表面をコーティングするため、うがいやゆすぎによってコーティングが流れてしまうおそれがあるとされています。しかし、歯科医師によってはうがいをしっかりやることで、除去しきれなかった歯垢や雑菌を洗い流せるという説もあります。
フッ素洗浄液を使用したり、歯ブラシを2回行うなど様々な工夫が可能です。正確なブラッシングのほうが重要なので、歯科医師や歯科衛生士から正しい歯の磨き方を教わってください。